前田青邨MAEDA Seison1885-1977
紅白梅
- 1960(昭和35)
紙本彩色
88.0×66.5cm
寒風の中、春の訪れを告げるかのようにひときわ早く花開く梅。可憐な白梅と艶やかな紅梅は、その色の美しさと
前田青邨の出身地である中津川は野鳥が多く生息するところです。青邨自身も幼少の頃から絶えず鳥を飼うなど、身近な存在として鳥に接してきました。この作品でも古木の風格漂う苔むした幹と、大胆に曲がった枝の中に幾羽かの小鳥の姿がみられます。画家の優れた観察力だけでなく、自然への惜しみない愛情がみてとれる作品です。
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