過去の展覧会 基本情報 出品作品 イベント 見どころ
海や山、街なみ、生まれ育った土地や旅先で目にした風景。画家たちは、さまざまな風景を作品に描き、残しました。それは、時に背景として絵画の中の世界観をつくり、時に画家の心の内の世界を映すこともあります。
この展覧会は、風景をテーマにメナード美術館のコレクションから西洋絵画・日本洋画を中心に作品を選び、展示するものです。画家たちは風景をどのように描き、なにを表そうとしたのでしょうか。画家たちの描く多様な風景を通して、私たちは、この世界のすばらしさに改めて気づかされることでしょう。目の前にひろがる「このすばらしき世界」をお楽しみください。
展示構成
画家を映す 風景 |
|
|
||
点・線・面 の風景 |
|
|
|
|
いろんな画材 の風景 |
NO IMAGE |
|
||
切り取られた 風景 |
|
|
|
メナード美術館 初公開コレクション
エドヴァルド・ムンク
《浜辺の風景》
制作年:1904年
形質:油彩、カンヴァス
サイズ:67.5×95.8cm
「ムンクの《叫び》」で知られるノルウェーの画家、ムンク。ゴッホなどとともに表現主義の先駆と目されるムンクは、生と死、愛といったテーマを深く見つめました。風景にも、そのような精神世界が投影されることがあります。
本作が描かれた頃、よく夏を過ごしたオースゴールストランの風景は、ムンクの代表的連作「生命のフリーズ」ほか、多くの作品に刺激を与えるなど、重要なものでした。本作のまるい岩石が転がる浜辺などは、その風景と共通したものがあります。神秘的な色彩、ざわめく木々の描写には、目に見えるものばかりではない魂の内なるイメージが表されているようです。
※ 展示内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。