過去のイベント 基本情報 出品作品 イベント 見どころ
メナード美術館コレクション名作展
2011年9月15日(木)-12月23日(金・祝)
メナード美術サロン
メナードコレクションをより身近に感じていただける気軽なトークサロンです。日本初公開のファイニンガー《プロポーズ》を美術とファッションの観点から迫ります。
第1回 10月15日[土] 「ファイニンガーとその作品」
西洋近代美術史の中に独自の位置を占めるライオネル・ファイニンガー(1871-1956)の油彩画を所蔵している日本の美術館は、これまで愛知県美術館と広島県立美術館しかありません。このたびメナード美術館が初公開する《プロポーズ》(1907)は、初期の典型的な特徴をもつ作品のひとつです。この時代のヨーロッパで、ファイニンガーのようなスタイルの作品を描いていた画家は他に誰もいませんでした。独創性に満ちたこの《プロポーズ》にも言及しながら、ファイニンガーの芸術全体をご紹介してきたいと思います。
講師: |
1960年、松本生まれ。美術館開館の前年の1991年に学芸員として採用される。専門は西洋近代美術。開館記念展「フォーヴィスムと日本近代洋画」展以降、数多くの企画展にたずさわる。2008年に開催された日本初のファイニンガーの回顧展を担当。 |
第2回 10月29日[土] 「20世紀初頭のヨーロッパ・ファッション ~服飾と美容~」
ドラマのワンシーンのような絵画《プロポーズ》風刺画家であったライオネル・ファイニンガーらしく、人物のまなざしや表情も豊かに描写された興味深い作品です。20世紀初頭パリの上流階級の男女の社交の場面をモチーフに、ファッションの着こなしが生き生きと描かれています。この時代、女性の活動範囲の広がりとともにファッションは大きく変化しました。登場人物の服飾デザインとヘアスタイル、当時ヨーロッパで流行したファッションを併せて解説します。絵画の中のライフスタイルを垣間見て、ファッションやインテリアから時代を感じてみるのも美術鑑賞の楽しみのひとつです。美術を身近に楽しみましょう。
講師: |
愛知県名古屋市出身。椙山女学園大学卒業後、トヨタ自動車勤務を経てパリ大学ソルボンヌに留学。パリで美術、美容、化粧、ファッション、インテリアデザインを学ぶ。海外40カ国を訪れ各地の美容、化粧、装飾、民族衣装、染織、建築を視察し見聞を広め、欧米の服飾博物館や美術館では主に近世、近代、20世紀の服飾所蔵品をリサーチするなど、美容、服飾、デザインに造詣が深い。芸能芸術関係やアパレルのファッションデザイナー、外資系化粧品ブランドのチーフメイクアップアーティスト、多数の美容・ファッション・芸能専門学校の講師を歴任。またアートイベントのプロデュース、モデルとしてCMやドラマに出演するなど多彩に活躍する。現在は、化粧品による外側からの美容だけではなく内側からの美肌づくりも大切であるとの考えから、東洋医学を取り入れた美容法を研究中。ボージェスト・プランニング代表。 |
時間:各日 午後2時~/約60分 参加無料・要入館券・申込先着 各日50名 |
学芸員によるスライドトーク
「美術館は好きだけど何をポイントに見ればいいかわからない」
「この作品のどこがいいのかしら?」
メナードコレクションの名画について、いろいろな切り口から当館学芸員がわかりやすく解説します。作品についての理解が深まれば、美術館はもっと楽しいところに!?
会期中、全6回開催。
日にち: | 9月24日[土] | 19世紀末から20世紀初頭のパリを中心に 日本初公開!ファイニンガー《プロポーズ》の魅力 |
10月5日[水] | 浮世絵から現代日本画まで 富士図の系譜 -北斎から大観を経て現代日本画まで- |
|
22日[土] | 明治、大正、昭和の洋画界の展望 そもそも「洋画」ってどんな絵のこと? |
|
11月9日[水] | 19世紀末から20世紀初頭のパリを中心に 天才って?ゴッホとピカソの場合 |
|
19日[土] | 浮世絵から現代日本画まで 美人を探せ!日本画に描かれた女性像 |
|
12月10日[土] | 明治、大正、昭和の洋画界の展望 カラダの表現 -洋画のなかの裸婦像から- |
館長トーク
皆さんが美術館で展覧会をご覧になる時、そこに展示されている作品はどのようにして集められたか、 また展覧会の実現までにどんな問題があるのか、そこにはいろいろなドラマがあります。 今回はゴッホ展、ルノワール展など西洋絵画の国際展を中心に展覧会の開催までのエピソードや魅力を語ります。
日にち: | 12月3日[土] |
「展覧会の舞台裏を語る」 参加無料・要入館券・申込不要 |
ギャラリー・コンサート
日にち: | 11月5日[土] | 「アコーディオン・ライブ ~色彩豊かな音の粒~」 |
『このタイトル“色彩豊かな音の粒”は、今回展示される予定の作品を資料で眺めつつ、演奏するイメージをしていたら自然と浮かんできたのです。絵に囲まれて演奏出来る11月5日。新しい音を発見できそうで、今からとても楽しみです。』かとうかなこさんより
出演:かとうかなこ氏 / クロマチック・アコーディオン・プレイヤー |
KANAKO KATO |
大阪府豊中市出身。4歳からアコーディオンをはじめる。17歳で全日本アコーディオンコンクール「総合優勝」を果たす。高校卒業後フランスに渡り、「全仏コンクール」でも第1位を獲得。帰国後、全国でコンサート活動し、ソロアルバムを6枚リリース。楽曲は、多くのテレビ番組で取り上げられる。自らの感情を委ねるように、蛇腹と呼吸を合わせながら風景の浮かぶ演奏を大切にしている。80歳を過ぎても演奏し続ける事が目標。 |
岡崎泰正氏 / ギタリスト |
YASUMASA OKAZAKI |
有名な女形の歌舞伎役者、坂東竹三郎の長男として生まれ、3歳で初舞台を踏む。13歳よりクラシックギターを小野剛藏氏に師事し、この頃より作詞・作曲も手掛けはじめる。その後、読売ギターコンクール「高校生の部」、「大学生の部」に続いて入賞。現在はシンガー&ギタープレーヤーとして活動中。クラシック音楽をバックボーンに、高い音楽性とハイセンスな表現力を兼ね備えたマルチギタリストとして、高い評価を得ている。アイリッシュ特有の変則調弦やスウェーデン特有のダンス・ビートに対応できる数少ないプレーヤー。 |
時間:午後5時30分~/約40分
会場:展示室2(別館)
入場整理券1000円 (入館料含む) の事前申込が必要です。料金は当日お支払いください。 申込先着80名
当催しにご参加の方は、午後7時までご覧いただけます。
小学校就業未満のお子様はご遠慮いただいております。
ワークショップあいちトリエンナーレ地域展開事業
10月9日[日]・10日[月・祝]
「キッズ ワンダー☆シアター -キミが絵の中の人物に大変身!?-」
今にも絵の中の人物達の話し声が聞こえてきそうな絵画、ファイニンガー《プロポーズ》。一枚の絵から、どんな物語が浮かんできますか。みんなでストーリーを考え、登場人物に変装して、絵の世界をイメージした舞台でお芝居をします。変装の様子など舞台裏の記録も交えた作品「キッズ ワンダー☆シアター」を創り上げよう。
★ | 使用した舞台セットと衣装の展示 |
★ | 制作風景と舞台の様子を上映中 (約25分) |
★ | ワークショップの創作内容と、講師の谷村朝美さんが各グループに講評を寄せていただきました冊子をご覧いただけます。 |
講師:
2005 名古屋芸術大学を卒業。イギリス短期留学。
「コミュニケーション」をテーマとしたパフォーマンス作品を制作。
2007-10名古屋で幼稚園児の絵画講師を勤めながら絵本を制作。
2010絵本や紙芝居の制作、絵本の読み聞かせ、ワークショップ等、子供を対象とした活動を行っている。
時間:各日 午後1時~4時
会場:展示室、アネックス・ホール (別館)
小中学生対象
参加無料・要入館券・各日18名どちらか1日参加
9/27までに申込 - 応募者多数の場合は抽選といたします