美しさにまごころこめて

日本メナード化粧品株式会社

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展覧会タイトル

音楽:余語丈範(マンボミュージシャン)  写真:林達雄、福岡栄、ニューカラー写真印刷株式会社

「人のやらないことをやる」。型にはまらない独創的な作品を生み出す陶芸家・鈴木五郎。
16歳で作陶をはじめた鈴木は若くして頭角を現し、28歳で訪れたアメリカではアートとしての陶芸にふれます。職人的な技を身につけながらも自由な感覚の作品を生む五郎スタイルはこうしてつちかわれました。その後、桃山陶芸を追求しながらも単なる模倣とはせず、オリジナリティあふれる技法を生み出し続けています。また、限界に挑むかのような巨大な皿や壺などを作りました。そこには、土を知りつくす鈴木の強いこだわりと確かな技、そして土とともに楽しもうという遊び心をみることができます。
本展では、鈴木の意欲的な新作を含む多彩な陶作品の数々をご紹介します。どうぞご期待ください。

鈴木五郎 略歴

鈴木五郎氏
2015年3月 撮影:林達雄
  • 1941愛知県豊田市に生まれる
  • 1962日展に初入選
  • 1966朝日陶芸展で朝日陶芸賞を受賞
  • 1969~70陶芸視察のため渡米
  • 1975中日国際陶芸展で特選を受賞
  • 1982クランブルック美術大学(アメリカ)にてワークショップを開催
  • 2002日本陶磁協会賞を受賞
  • 現在豊田市在住

展示構成

一、イメージするちから-椅子

「座ることができるの?」固定概念にとらわれず、自由な発想と遊び心をもって作陶する鈴木五郎だからこそ生まれた陶製の椅子です。「肉体が座るもんじゃなくて肉体の中に潜んでいるものを、座らせてみようかという椅子」と鈴木が語るさまざまな形の椅子がみなさんをお出迎えします。

《織部椅子》
《織部椅子》1995
53×50×127.5cm
メナード美術館蔵

二、限界への挑戦-オブジェ、皿

極限まで大きくなった(つぼ)や皿、土と石が融合した花入(はないれ) など、みずからの発想を想像だけで終わらせず、形にしようと限界に挑戦し続ける鈴木。それらの作品には「自分の経験を活かしながら、今できる最高級のものを作りたい」という旺盛なチャレンジ精神がみなぎっています。

《呼継大壺 銘 無尽蔵》
人が入ってしまうほどの大きさ!
《呼継大壺 銘 無尽蔵》2007
140×140cm
岐阜県美術館蔵
撮影:福岡栄

三、造形のルーツ-初期作品

陶芸修業に明け暮れた若き日の鈴木五郎は、1日1000個以上の湯のみを作るまでの技術をつかみました。同時に日展入選ほか、陶芸家の登竜門「朝日陶芸展」での大賞受賞など、20代の頃は自身の可能性を探る時期でもありました。ここでは、日展初入選作品などから陶芸家・鈴木五郎のルーツを探ります。

《目》
《目》1962
第5回新日展初入選42.0×10.0×高さ58.0cm
豊田市立小清水小学校蔵

四、日常に愉しみを-うつわ

轆轤(ろくろ)の技を究めた鈴木の制作の基盤は日常のうつわ作りです。自由奔放な形が鈴木のうつわの大きな特徴ですが、それらが生み出されるようになったきっかけの一つに28歳の時にアメリカ現代陶芸の前衛的な表現にふれたという経験がありました。「発想をなにより大切にする姿勢」をアメリカで学んだ鈴木のうつわには、日々の暮らしに楽しみを与える遊び心があふれています。

《織部土瓶/織部ゆのみ/焼〆重筥》
崩れそうで崩れない究極の形!
《焼〆重筥》1993
24.5×45.0cm
メナード美術館蔵

五、すべて五郎流-茶道具

五郎の「五」、千利休の「利」、古田織部の「部」から自ら名付けたオリジナル技法「五利部(ごりべ)」を編み出した鈴木は「日本の陶芸史の中で桃山時代は一つの頂点」と語ります。 ここでは、陶芸家にとって重要なテーマの一つである茶道具から、桃山陶芸の伝統を大切にしながらも生み出す作品をすべて「五郎流」とする鈴木の世界観をお楽しみください。さらに、コーナーを設け五郎作品による茶道具を取り合わせます。

《呼継茶碗》
《呼継茶碗》2000
13.2×8.7cm
メナード美術館蔵

新作

《織部の塔》

制作年:2015
形質:陶器 サイズ:176.0×390.0cm
作家蔵

陶芸の大きさの限界に挑むかのような大型の作品は、鈴木五郎が好んで制作するものの一つです。本作は総織部や絵織部などの陶板を積み上げた高さ4m近い大作であり、同時にバラエティ豊かな織部の世界を楽しむことができます。「自らも楽しまなければ良いものはつくれない」と、74歳となる現在もさまざまな挑戦を続ける鈴木を象徴する作品です。

《織部の塔》
見ごたえある大きな作品!!

《ディナープレート》32点のうち
〈絵織部 赤織部 弥七田織部 ロス織部 唐津 呼継〉

制作年:2015
形質:陶器 サイズ:各30.0~31.0×4.0~4.5cm
個人蔵

「食器の良い悪いは質で決まる。」鈴木は質を決める重要な要素として土を大切にし、自ら採取します。集めた土は技法にあわせて使い分け、目指す質感を追求しています。 32枚の《ディナープレート》はすべて異なる技法により作られました。土の個性を活かしながら「一人で作ることができる種類の限界に挑戦した」という鈴木の高い技術力があってこそ成せるものです。さまざまな技法によるディナープレートがテーブルに並べられる様子をイメージして作った鈴木の意欲作です。

《ディナープレート》
さまざまな技法を使いこなす技術力!
 
 

※ 展示内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。

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