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MENARD ART MUSEUM
癒しの空間
メナード美術館は“(いや)しの空間(スペース)

-内分泌系、心理分析で証明-

メナード美術館日本メナード化粧品株式会社は、メナード美術館での芸術鑑賞が生理的、心理的にストレスを低下させることを明らかにし、2001年11月3、4日に仙台で開催された「第14回 日本健康心理学会」で発表致しました。

多くのストレスを抱える現代社会において、癒しはひとつの社会的キーワードになっており、色々な癒しの方法が提案されています。
メナード美術館では日頃より「いつ見に来ても、心が落ち着き優しい気持ちになれます」「建物も落ち着いた雰囲気で、気分が安らぎます」「こころの洗濯させてもらいました」などたくさんのお褒めのことばをいただきます。
そこで今回メナード美術館の癒し効果を測定してみることに致しました。


方法
2001年に開催した内容の異なる3つの展覧会において、来館されたお客様を対象に、作品鑑賞の前後で実施致しました。

①「シャガール版画展」 鮮麗な色彩で愛と夢を綴るシャガールの石版画集94点。
②「パリの街に生きた女たち」 パリの街に生きた女性やパリの風景画など(ピカソ・マティス・ ロートレック・佐伯祐三・藤田嗣治 等)71点。
③「名画のひみつⅢ-日本画と工芸-」 日本画と工芸の技法と表現に迫る(尾形光琳・横山大観・ 安田靫彦・富本憲吉・黒田辰秋 等)65点。

  ◇実施日 ◇モニター数 ◇測定項目
2001年 3月 9~15日 43名
2001年 6月12~17日 30名
2001年 7月 6~21日 31名 A/B

A.唾液中のストレスホルモンであるコルチゾールの測定
お客様から、鑑賞の前と鑑賞の後に唾液(だえき)を採取し測定しました。

B.心理アンケート
お客様から、鑑賞の前と鑑賞の後にアンケートに回答してもらいました。
多面的感情状態尺度「抑うつ・不安」「倦怠」「敵意」「非活動的快」「活動的快」「集中」「親和」について4段階評価をしてもらう。
「現在の心理ストレス感」「現在の精神的負担」「現在の身体的負担」について「ない(0)」~「ある(100)」とし、100mmの長さのものさし上に (斜線を引く)で回答してもらう。

結果

A.唾液中のストレスホルモンであるコルチゾールの測定
◆いずれの展覧会においても、鑑賞後に唾液中のコルチゾールが低下
→◎ストレスが癒された・・・と言えます。

B.心理アンケート
◆心理分析でも「心理ストレス感」と「否定的感情」項目が減少
→◎心理的にも癒された・・・と言えます。
さらに、癒し効果は男女、年齢を問わずいずれも癒し効果が認められましたが、
◎男性よりも女性に高く
◎40歳以上の人よりも40歳未満の人に高い・・・という結果でした。


生理指標<コルチゾール濃度測定結果>

展覧会
年齢
性別
来館歴
鑑賞前
鑑賞後
増加
変化
無し
減少
* Paired
T Test値
 
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70代
初めて
2~
3回
4回
以上
4
7
17
4
9
1
1
19
24
22
11
10
3.96
3.18
9
4
30
<0.01
 
5
7
5
4
8
1
12
18
15
9
6
3.59
2.80
7
4
19
<0.01
2
2
8
3
12
2
2
13
18
15
7
9
4.00
3.10
4
1
26
<0.01
6
14
32
12
25
11
4
44
60
52
27
25
 

* Paired T Test値 =一人のモニターの鑑賞の前後での変化を統計的に見た数字。
この数値が0.05以下の時、明らかに(有意に)効果的であると言える。


心理指標<多面的感情状態尺度結果>




考察
メナード美術館に来て(静かで落ち着いた雰囲気の中で)芸術鑑賞をすることで生理的にも、心理的にも癒される。

※今回の実験は個々の芸術作品についての癒し効果がどうであるかを検証したものではありません。
・・作品には癒し系アート(例えば東山魁夷やマティスの絵画など)もあれば、そうでないものもあります。
また今回の結果はどの美術館にも当てはまるというものでもありません。

このような形で、美術館における癒し効果を測定したのは、国内では勿論初めてで、 海外でもほとんど例がありません。


※展覧会の内容にかかわらず、日頃よりアンケートで下記のような感想が目に付きます。
□全体の雰囲気が良い
□落ち着く
□ゆっくり見られる(適度な広さと作品点数)
□庭が(トイレが)きれい
□静か
□心がなごむ
□ゆったりとした空間
□作品に癒しあり

■ストレスによって変化する下記の指標の変化を見ることで、癒しを検証できると言われている。

①免疫系指標 分泌型イムノグロブリンA(s-lgA)
*皮膚や食道・胃壁などから出る免疫物質
長期的なストレス状態ではその分泌量が減少しているので、増えるとストレスが緩和したと言えるが、短期的にストレス状態になったときにもその量は増える。


②内分泌系指標 ストレスホルモン=コルチゾール
ストレス状態ではその分泌量が増加しているので、減るとストレスが緩和したと言える。

③神経系指標 心拍数、脈拍数
・・・今回のテストは唾液中のs-lgAとコルチゾールを測定した。
さらに心理指標である多面的感情尺度などについて質問紙に回答をしてもらった。

①免疫系指標 s-lgA については、「パリの街に生きた女たち」展における調査で
→女性では鑑賞後有意に増加したが、全体としては有意な変化は見られなかった。

②内分泌系指標 ストレスホルモン=コルチゾールについては、どの展覧会でも男女・年齢を問わず有意に減少した。(=ストレスが緩和した)

心理指標である多面的感情尺度・・「抑うつ・不安」「倦怠」「敵意」「非活動的快」「活動的快」「集中」 「親和」のうち、否定的感情「抑うつ・不安」「倦怠」「敵意」について数値が下がった。(=ストレスが緩和した)
「現在の心理ストレス感」「現在の精神的負担」「現在の身体的負担」についても数値が下がった。
特に「現在の心理ストレス感」については、有意に低下した。
(=ストレスが緩和した)


お問い合わせ先

日本メナード化粧品(株)総合研究所 名古屋市西区鳥見町2-7 TEL(052)531-6263
○担当者 広瀬 統
 
メナード美術館