|
パリ南部の14区にあるパリ国際大学都市は、20世紀の前半に平和主義の理想を基に計画された地区です。メゾンやパヴィヨンと呼ばれる様々な国の館があり、約5600人の研究者や留学生が滞在する国際色豊かな一角です。館の多くは自国の文化を紹介する目的から伝統的な様式で纏められていることが多いのですが、中にはル・コルビュジェの代表作であるスイス館、ウィレム・デュドックによるオランダ館など前衛的な建築があり、次第に展開する30年代の近代建築の新鮮な輝きを有しています。
今回の講座ではパリ国際大学都市を通じて20世紀前半のフランスにおける建築の伝統と前衛性について考えて見たいと思います。
|