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多様な表現と際立つ個性を持つ版画と彫刻。素材にあわせた複雑な技が必要であるがゆえに、さまざまな表現方法が生まれ、その表現の数だけ作家たちの豊かな個性をみることができます。
本展では各作家の「表現」「個性」を楽しんでいただくべく、メナード美術館の版画と彫刻コレクションより作品を選びだしました。当館のシンボルであるマリーニ《馬と騎手(街の守護神)》をはじめ、「色彩の魔術師」と称されるマティスの版画集《ジャズ》や、「智恵子抄」の詩人としても名高い高村光太郎の《鯰》など注目の逸品ぞろいです。さらに、パリに渡り古典的な版画技法マニエール・ノワール(メゾチント)を復活させるなど、版画表現を生涯追求した長谷川潔の代表作《時 静物画》を含む3点、人間像を追い続けた20世紀イギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーア《母と子(直立)》がコレクションより初公開です。
30人におよぶ作家たちの作品約100点による版画と彫刻の競演をぜひご覧ください。

メナード美術館 初公開コレクション

長谷川潔
《時 静物画》

制作年:1969
形質:紙、マニエール・ノワール(メゾチント)、手彩色
サイズ:26.5×35.5㎝

パリに渡り同地で生涯を終えた長谷川潔は、廃れていた銅版画技法「マニエール・ノワール」を復活させ、漆黒の画面に神秘的な世界を作りだしました。
本作は、版画表現を生涯追求した長谷川が自身のマニエール・ノワールに彩色したものです。リングの前に一羽の鳥、そのまわりには花などとともに「時」の流れを表す砂時計が描かれています。なかでも鳥は自身を表す終生のモティーフでした。緻密な構成と抑制された色彩が美しい調和を奏でています。

長谷川潔 《時 静物画》

ヘンリー・ムーア
《母と子(直立)》

制作年:1978
形質:ブロンズ サイズ:幅33.3×奥行き21.0×高さ61.7㎝

イギリス20世紀を代表する彫刻家ムーア。なめらかな輪郭線の抽象化されたブロンズ像は世界中でパブリック・アートとして目にします。
彼が生涯用いた題材は「母と子」「横たわる像」で、本作もそうしたうちの1点。子はじゃれながら母によじ登り、母はやさしく子を見つめます。子の動きに合わせ母は手を伸ばし、母子はやわらかく溶けあい一つの物体となりました。
小ぶりながらもどっしりとした存在感がある一方、母の顔や子のフォルムに遊び心があり、母子の間の空洞が作品に「ぬけ」を作っています。
抽象化されたかたちに確かに生命を感じるムーアらしい作品です。

ヘンリー・ムーア《母と子(直立)》
Reproduced by permission of The Henry Moore Foundation

※ 展示内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。

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メナード美術館

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