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1940(昭和15)
紙本彩色
81.6 ×118.0cm |
伝統と革新によって近代日本画壇に気迫あふれる世界を築き上げた横山大観。
紀元2600年奉祝の昭和15年、大観は自らの画業50年も記念して、海と富士を題材とした20作品による「海山十題展」を開催した。戦時色の強まる中、売上総額50万円を陸海軍両省に献納、戦闘機4機が購入された。
大観が愛国心をこめ心血を注いだこの海山十景は、戦後各々に流転を重ね「幻の名画」といわれる。なかでも 《黒潮》は、太平洋の雄々しい波濤と波上に輝く真紅の太陽が大胆な構図で描かれており、「海に因む十題」の内でもひときわ象徴性の強い作品である。 |