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尾形光琳
1658-1716

《三十六歌仙図》


18世紀(江戸時代中期)
紙本金地彩色 二曲一隻屏風
165.5 ×184.0cm

 江戸時代中期に活躍した尾形光琳は京都の呉服商雁金屋かりがねやに生まれました。画法を学ぶうち、やがて本阿弥ほんあみ光悦こうえつ・俵屋宗達に傾倒し、琳派様式を大成するに至りました。光琳の斬新な意匠性と装飾性はその後の美術に大きな影響を与え、現代に至るまで続いています。
 三十六歌仙とは、平安時代中期の歌人・藤原公任きんとうによって選ばれた三十六人の歌道の名人のことです。歌仙図は歌学かがく似絵にせえが盛んになった鎌倉時代以後好んで描かれました。
 本作では、本来なら別々の時代に生きたはずの歌人たちがまるで歌会を催すかのように群像として描き込まれています。金箔下地の装飾効果と人物の装束の彩りにより、画面のなかに小気味よいリズムが生まれています。光琳の巧みな構成力と洒脱な感性が見事に表現された傑作といえます。
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