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1876頃
紙、水彩・インク
23.0×15.7cm |
ほの暗い宮殿の中、純潔の象徴の白百合を手に数々の宝石を身にまとったサロメは、洗礼者ヨハネの首を得るため、官能的な踊りを始めようとしている。神話や聖書を主題に独自の幻想を繰り広げた象徴主義の画家、モローは、この新約聖書に登場する少女サロメに、男性を破滅へと導く「宿命の女」という新たな解釈を与え、様々な分野の世紀末芸術に影響を与えた。
この作品は、サロン(=官展)で絶賛を得た油彩画と同構図の作品。モローの、高い水彩技法で緻密に描き込まれ、幻想的な空間が生み出されている。 |